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防汚・撥油加工のつなぎ服について
一般的な衣服と異なり、主に作業性を要する作業服としての着用するため、汚れを防ぐための「重ね着」として考えられていました。
つなぎ服は、「オーバーオール」とも呼ばれていた服種の一つで、特にハードな作業環境に耐え、さらにはモチベーションを高めるためにいつも清潔感が求められました。
また、作業効率を高めるためにも製品には、防汚・撥水撥油加工が施された商品であることが必要不可欠条件となり、『汚れをつきにくくする加工』と『付着した汚れを落ちやすくする加工』の両方の性質を合わせ持つ加工が大変有効であると考えられています。
防汚・撥水撥油加工方法
加工方法は各メーカーごとにそれぞれ特長があります。
まず、汚れにもホコリ・チリ・皮脂・食品・薬品・油などの異なった汚れがありますが、特にツナギ服の場合は、油汚れが主たる汚れの可能性が高いと思われます。
通常の洗濯では落ちにくい重油・エンジン廃油などの場合、加工を施した商品だと、繊維の表面を丸まった水滴が転がり落ちるために油汚れが付着しにくくなります。
この水、油を弾く作用を『撥水、撥油』といい、正確には防水性とは異なる特性です。
水、油はある程度弾くとともに、ムレのないよう通気性を持たせた加工です。
布地に撥水剤を浸透させて高温で処理することで、フッ素系の樹脂をつけ、熱処理することで撥油性を出し、汚れを防止することが可能なのです。
また、洗濯耐久性にも優れており、素材的にも天然繊維、合成繊維すべての加工が可能なので幅広くユニフォームとして活用できるアイテムなのです。 |